対象訓練校NPICのジョブフェアを開催

2016年12月21日

当プロジェクト活動について、対象職業訓練校関係者において広く宣伝するとともに、技術系人材を探している製造業系企業と訓練校をつないで、関係者の就職やインターンシップの橋渡しを行い、これにより、訓練校の就職支援機能を強化する目的で、対象訓練校独自にジョブフェアを開催することとしていましたが、12月21日、はじめてNPIC校で開催しました。順次、PPIやNTTIの2校においても開催すべく、現在計画中です。

このジョブフェアを実施することにより、対象訓練校の就職支援担当者、ひいては学校全体の就職支援活動の機能が強化されるともに、企業との交流が密になり企業との様々な情報交換や連携活動が活発になることが期待されています。

NPICでは、このような独自のジョブフェアの開催は初めてということでしたが、校長の積極的なイニシアティブも発揮され、関係部門をまたがり担当者が組織されました。その結果、学生向けのジョブフェア参加勧奨の宣伝から企業のブース設置依頼、会場設営まで大がかりで念入りな準備の下に出展企業15社が招聘され、学生や関係者等、約2500名がNPIC校内会場に来場しました。

会場では、NPIC側と出展企業との懇談、訓練校からの出展企業への感謝状の発出や各出展ブースへの校長自らの訪問激励がなされるなど、訓練校と企業側との深い結びつきが発揮されました。出展企業側もこれに応え、各出展ブースや別途エリアでの学生向けの熱心な説明や企業紹介を行っていました。

また、NPICとしても、学生の製作物を展示、実演し、積極的に学んだ技術・技能について、企業関係者や自ら招聘した3高校の関係者にアピールしていました。

このほか、毎年11月にNational Carrier Fairを主宰している国家雇用局(NEA)も協賛し、ブース内で学生のキャリアカウンセリングを行うとともに、就職支援関連活動を行っている労働職業訓練省の労働市場情報部(以下DLMI)のスタッフも来場し、出展企業のブースに足を運び、ニーズ把握・意見交換を積極的に行っていました。

今回、非常に多くの関係者や参加し、また、開催したNPICから、今後も是非実施してほしい、また、規模を大きくして実施してほしいとの要望が寄せられ、また、地元TV局等からの取材もなされるなど、プロジェクトとして本分野における支援の重要性を実感しました。

今後は、視察に来訪したNTTIやPPIの関係者に参考にしてもらい各校の独自性も発揮しつつ有意義なジョブフェアを開催してもらうほか、さらに、毎年、各訓練校のジョブフェア開催を応援するとともに、カウンターパート側に就職支援活動の年間計画を立案してもらい、彼らが本分野に関しても一層自主的に活動が進められるように支援していきたいと思います。

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会場の外の様子

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会場内の様子

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NPIC校長より奥村チーフアドバイザーへ感謝状授与

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学校関係者および出展企業関係者の集合写真

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出展企業と学校関係者の面談の様子

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別会場にて、企業が自社の説明をしている様子