NPIC校指導員による企業向け技術セミナー「シーケンス制御」開催

2017年3月24日

2017年3月22〜24日

2月9日の研修教材共同開発企業の講師による技術セミナーに次いで、パイロット校の指導員を講師とする技術セミナーを行うこととし、今般、NPIC校指導員による技術セミナーを開始することとししました。第1弾として、3月22日から24日にかけて、「シーケンス制御」をテーマとして実施しました。実施に先駆け、参加勧奨用の広報誌を作成し、2月9日の訓練校見学会での参加企業への資料配布や、当地操業日系企業等への個別訪問による周知をはじめ、関係機関への広報誌配布活動を指導員とともに行いました。

3日間の技術セミナーの受講者数は3名でしたが、プロジェクトの運営サポートの下、受講料金は1名あたり50ドルをいただき、その収入をNPIC校の技術セミナー事務局に管理してもらい、講師謝金や機材消耗品(電線やコネクタ、テキスト)の購入費等へ充てるなど自立運営に向けた取り組みをしてもらいました。

実施にあたっては、NPIC校とプロジェクトの日頃の連携の結果、NPIC校側の一層の理解と協力が得られたため、例えば、校内電子掲示板での周知等の支援がありました。また、開催の準備や実施を通じて、今回の技術セミナーについて、技術サービスの提供という面から企業との関係性を一層深める職業訓練サービスであり、ひいては訓練校と関連企業との職業訓練サービスを巡る多様な関係づくりに貢献するというビジネスモデルの1つとなることが実感できました。

今回の参加者は3名でしたが、受講後のアンケート調査結果では、受講生から実習中心としたセミナー内容であることや、豊富な教材への満足度が高いことがうかがえました。今後、技術移転後の成果として指導員のキャリアや資質向上となるよい機会としても捉えていきたいと思います。

なお、産学連携教材開発の第2弾として、モータ制御教材を開発・製作し、Hao Phoung 社から100台を発注・納品を受けましたが、その内容に対しても企業やセミナー受講者からの関心が高いため、引き続き技術セミナーを実施していく予定です。

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モータ制御標準教材

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教材生産工場の出荷の様子

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コース別技術セミナー広報誌