パイロット3校への訓練機材供与式および技術セミナー開催

2017年12月25日

2017年12月21, 22, 25日

当プロジェクトでは、標準カリキュラムを含む訓練パッケージの実効性を上げるため、これに欠かせない訓練機材の開発製作を進めてきました。また、カウンターパートに機材の保守管理を持続的に取り組んでもらうため、機材製品および部品につき、現地品や代替品の確保が容易となるよう調達を行ってきました。さらに、機材を実際に使用・収納する実習場や倉庫のあり方および担当者の資質・責任や機材リストの作成等の管理方法について、カウンターパートと度重なる議論を重ねてきました。

機材供与の基本的な枠組みは、本年2月9日に開催した機材披露式で立ち上げましたが、今般、ようやく、各プロジェクト3校に実際に供与するための品目・数量・条件が固まり、本年12月21日にNPIC、22日にPPI、25日にNTTIにて、訓練機材6種類と訓練にかかる工具類セットを順次供与しました。

機材を使用する実習場は、当プロジェクトが主導して、日本のポリテクカレッジも参考にしながら、安全性と機能性を兼ね備えたモデルを提示し、各パイロット校での整備を求めてきましたが、各校ごとの施設整備予算や施設内建物の配置さらには定員状況が異なることもあり、実際は各校ごとで、その態様やスペースが相当異なっていました。

こうした中で、機材の引き渡し期日が迫ってきたことから、各校において、あらためて実習場内の整備や倉庫の確保、収納の仕方につき検討が進み、各校ごとの状況に応じ、実習場の改築工事、訓練機材の使用のための電気配線の設置等の取組みが急速に進みました。また、例えば、PLCという機材のプログラミングに必要なコンピュータ類の配置等、必要な予算を伴うものですが、各校の指導員の努力もあり、各校で購入・設置するなど、受入れ準備も順調に進みました。

機材供与式では、当プロジェクトから機材の品目・機能を紹介し、また、機材を各校で適切に維持管理し、修理等を各校で責任をもって行う等の覚書を各校長と交わしました。

引き続き、実習場で実際に訓練機材を使った校内指導員・学生向けの技術セミナーを開催しました。技術セミナーの実施にあたっては、松本専門家が各校に事前指導を行ったものの、最終的には各校の指導員に主体的に企画、実施してもらいました。

今後は、これらの訓練機材を実際に実習で活用し、指導員・学生ともに実技能力が向上すること、これにより、プロジェクトの活動成果が一層普及することを期待しています。

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今回供与された機材一覧

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NPIC校長が電気学部長に質問中

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NPICセレモニー後の集合写真

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NPIC技術セミナーの様子

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NPIC技術セミナーの様子

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PPIセレモニーの様子

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PPI松本専門家による機材説明

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PPI MOU署名の様子

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PPI署名後の集合写真

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PPI技術セミナーの様子

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NTTI松本専門家による機材説明

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NTTI署名後の機材引き渡し

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NTTIセレモニー後の集合写真

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NTTI技術セミナーの様子

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NTTI技術セミナーの様子