ポイペト経済特区にて有料技術セミナー開催

2018年3月1日

2018年2月27日~3月1日

2018年2月27日から3月1日までの3日間、タイ国境沿いにあるサンコーポイペト経済特区内の豊田通商テクノパークポイペト(株)の会議室をお借りして、経済特区内日系企業の技術スタッフ9名に対して3日間の技術セミナーを開催しました。

サンコーポイペト経済特区はバッタンバンから車で2時間のところにあり、タイプラスワンなどメコン地域でも注目されている地域で、ここ1年で街も新しいホテルが複数建設されたり、日本料理店ができるなど、様子が着々と変わってきているところです。

今回の3日間のセミナーは、電気安全(感電のリスクとその対策)とシーケンス制御についての内容で、電気分野の松本専門家の指導・監修のもと、当プロジェクトの対象校のNPICの指導員1名が講師となり、PPI、NTTI、RPITSBの指導員がセミナーアシスタントとして参加し、プロジェクトで開発した訓練機材を使用して実習中心のセミナーを実施しました。セミナー実施後最終日の受講者からのアンケート調査結果も満足度が高く、内容的にも成功したということがわかりました。

セミナーを有料化することで、講師側も対象が実際現場で働いている技術者ということで、普段学生に教えるのとは違う緊張感もありますし、質問等を通して産業界でどのような技術的ニーズがあるのか把握する良い機会にもなっています。
また、講師料としての副収入があることが、教えることへの意欲にもつながり、結果的に質の良い技術セミナーを実施することが彼らの自信につながり、さらに得られたセミナー受講費をうまく配分し、実習の消耗品を購入したり、将来の機材費に充てたりと、近い将来、主体的かつ持続的にセミナーを継続することをプロジェクトとして期待しています。

今後も引き続き日系企業および他の企業への技術サポートや情報交換を、このような機会を通して積極的に進めていきたいと考えています。

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松本専門家による指導員の紹介の様子

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NPIC Heng講師による電気安全の実験の説明

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受講者が感電体験している様子

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Heng指導員による教材実習指導の様子

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NTTI Touch指導員による実習説明

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PPI Sothyrithea指導員による実習説明

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Heng指導員による教材実習指導の様子

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セミナー集合写真