電気設備の見学および意見交換

2018年7月18日

カンボジアでは経済成長が続いており、特に首都のプノンペンでは建設工事ラッシュとなっています。これに伴って、建設現場の安全を確保することへの意識が高まっています。

このたび、カンボジア国内でビルメンテナンス事業を展開している日系企業のSOKEN(株)およびプノンペン市内で日本水準の医療を提供している日系病院のサンライズジャパン病院(Sunrise Japan Hospital Phnom Penh)のご協力を得て、病院の電気設備の見学および設備保全技術者との意見交換会を実施しました。

今回訪問した病院の設備は、日本の厳しい基準で設計・施工され、かつ、停電が発生してもすぐに非常用電源が作動する高い安全性を担保した設備が導入されています。
参加したパイロット職業訓練校の指導員は、常駐の設備保全技術者から実際の電気設備を見学しながら設備の概要および日常・定期点検等にかかる保全技術の説明をうけました。その後、別室にて保守・点検を中心とした意見交換が行われました。
意見交換では、指導員から保守・点検方法および勤務体系を含めた積極的な質問があり、職業理解の促進とともに訓練校における実践的な訓練に役立てることのできる非常に良い機会となりました。

このような貴重な機会をご提供いただいたSOKEN(株)ならびにサンライズジャパン病院の皆様に深く感謝申し上げます。プロジェクトでは今後とも、訓練校と産業界の連携強化に取り組んでいきます。

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電気設備(高圧受電盤)を見学している様子

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非常用電気設備を説明している様子

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高圧受電盤の設備点検の様子

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設備保全技術者と意見交換をしている様子