パイロット職業訓練校で有料技術ワークショップを開催

2018年8月27日

2018年6月21日~23日、7月19日~20日、8月23日~25日、27日

プロジェクトでは、プノンペンにある3校のパイロット職業訓練校における電気分野のディプロマコースで、産業界のニーズに応える実践的な訓練プログラムを開発し、あわせて指導員の能力強化を進め、教育訓練が実施されています。

プロジェクトが目指す重要な成果の一つが「訓練校と産業界の連携強化」ですが、この点では、学生が訓練校で学び卒業後に産業界で活かすことのできる知識、技能や経験を身につけることとともに、在職者が訓練校で実践的に学ぶ機会を提供することが、訓練校の重要な役割と考えています。

このたび、在プノンペンの日系企業からの要請を受け、6月から8月にかけて3回にわたり、パイロット訓練校のNPICにおいて、在職者向けの有料技術ワークショップを開催しました。Auto-CAD(6月21~23日)、シーケンス制御(7月19~20日)、PLC(8月23日~25日、27日)のワークショップには、延べ約50名が参加しました。

在職者にとってはOff-JTによる集団研修で、「日頃の職場を離れ、実践的な内容を集中して学ぶ機会となった」、「仕事の柔軟性を高めることに貢献し、生産性の向上へ寄与した」、「この研修は非常に重要であり、もっと研修時間が欲しかった」といった感想が得られました。また、訓練校の指導員にとっては、日頃培った能力を在職者への教育に発揮するアウトプットの機会でありモチベーションの向上にもつながったと考えています。

プロジェクトでは今後とも、訓練校がカンボジアの人づくりにおいて果たす役割がますます高まっていくよう、訓練校と産業界とをつなぐ機会づくりに積極的に取り組んでいきます。

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山田リーダーによるセミナー開講の挨拶

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Auto-CADセミナーの様子

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シーケンス制御セミナーの様子

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シーケンス課題に取り組んでいるの様子

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PLC制御セミナーの様子

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PLC制御セミナーの様子