第12回ASEAN SKILLS COMPETITION 2018 in タイ

2018年9月3日

2018年8月30日~9月3日

第12回ASEAN SKILLS COMPETITION 2018がタイのバンコクで2018年8月30日~9月3日まで開催されたのでご紹介いたします。

ASEAN SKILLS COMPETITION(ASC)は、1995年から始まり、2年毎にASEAN内の国で開催される東南アジア最大の技術競技大会です。各競技は、実際の職務上の仕事を競技課題に設定し、国際的な品質基準で審査されます。この競技会を通して、出場する若年者は職務で要求される高度な技術および国際的な基準を学ぶこととなり、非常に良い機会を得ることとなります。

第12回目となる今大会は、タイのバンコクで開催され、競技職種数は26職種、ASEAN加盟10か国の331名の競技者が技術を競いました。
カンボジアからの参加は合計12名であり、職種は電気工事(2名)、産業オートメーション(2名)、ITソフトウェアソリューション(1名)、煉瓦積み(2名)、溶接(1名)、グラフィックデザイン(1名)、レストランサービス(1名)、調理(2名)でした。そのうち当プロジェクト対象校3校から、電気工事(1名)、煉瓦積み(2名)、溶接(1名)、グラフィックデザイン(1名)の5名が参加しました。
一日の競技時間は、競技職種により異なりますが、おおむね8時~16時まで実施され、8/31~9/2までの3日間で競われました。評価は、完成した作品に対して、国際基準に照らし合わせて評価され、また実作業時間も評価の対象となり、より高品質なものをより早く仕上げることが求められる競技が多くなっていました。
なお、競技結果は、調理職種に出場した選手1名が、敢闘賞を受賞しました。

残念ながら、カンボジアは獲得メダル数や出場種目数において他国に比べ少ないのが現状です。"産業界のニーズに応えるための職業訓練の質向上プロジェクト"では、関係する電気工事職種について、次回のASCにおけるメダル獲得に向け、技術的支援をおこなうとともに、産業界への良質な技術者の提供に積極的に取り組んでまいります。

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開会式:カンボジア選手入場の様子

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開会式の様子(赤色Tシャツが選手)

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電気工事職種の様子

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調理職種の様子

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グラフィックデザイン職種の様子

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産業オートメーション職種の様子

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煉瓦積み職種の様子

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レストランサービス職種の様子