第一回クォータリーミーティングを開催

2018年7月9日

2018年7月9日、第1回クォータリーミーティングを行いました。
租税総局からは、プロジェクトディレクターである租税総局副総局長ブン・ナリー氏のほかプロジェクトメンバー15名、JICAカンボジア事務所からは、篠原所員、ボリン・ナショナルスタッフ、JICAプロジェクトからは、武藤チーフアドバイザーと坂本業務調整員が参加しました。
本ミーティングでは、武藤チーフアドバイザーから本年2月のJCCで合意したPO(Plan of Operation)に基づく現在の各活動の進捗状況説明と確認がひとつずつ行なわれ、遅延している場合は、カンボジア側に、その理由・背景とともに、対応策・改善策について、意見・考えを求めました。ミーティングの冒頭、”Honestly speaking”で行いましょうと確認したため、一般的には二国間のオフィシャルミーティングでは発言しにくいような内容でも、曖昧な表現は避け、直接的に発言し、意見交換を行いました。このため、ミーティングの途中でかなり紛糾した場面もありましたが、最後にはお互いに納得がいく方向性が定められるとともに、一層両国間の絆が強化された感もありました。このため、これまでにない、非常に有意義で、確実に前進が感じられる会議となりました。
本ミーティングでは、問題点に関しては、特に2点、即ち、1)SAF活動に従事する4名のうち2名が欠員となっていることに伴い、活動に支障が生じている問題、2)広報用のビデオが完成したにもかかわらず、租税総局側から3ヶ月も承認がおりていないため、プロジェクトに支障が生じている問題が挙げられました。議論が白熱し、予定していた会議時間が大幅に延長されましたが、ブン・ナリー副総局長は、一刻も早く問題点を解決し、プロジェクト活動を先に進められるよう努力すると約束し、具体的な解決策も提示されたため、プロジェクト側もそれに同意するとともに、着実な履行を求めました。

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四半期会議の様子1

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四半期会議の様子2

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日本側主要メンバー

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カンボジア側主要メンバー