カンボジア政府は地方分権化・業務分散化(D&D:Decentralization and De-concentration)改革を進めており、2008年には首都と州、郡・市・区の役割・義務などを規定した「地方行政法」を成立させ、2010年より「民主的地方開発のための国家プログラム」(NP-SNDD:National Program for Sub-National Democratic Development)を実施している。NP-SNDDの「3ヵ年実施計画」(2011年~2014年)の下では、地方行政法に規定された地方行政体の実現に向けた法的枠組みの整備が進められたが、機能や財政、人事管理な…