カンボジアは、2012年にGDP成長率7.3%を記録して以降、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受ける前の2019年までは年率7%を超える順調な経済成長を遂げており、2016年7月には低中所得国入りを果たした。2019年以降のCOVID-19の影響によりカンボジア経済は大きな打撃を受けているものの、2030年までの高中所得国入り実現に向け、より高いレベルでのインフラ整備や次世代の人材育成等に取り組んでいる。
シェムリアップ州の州都であるシェムリアップ市は、世界文化遺産であるアンコール遺跡を擁する観光産業を中心とした都市である。シェムリアップ市の人口は約19万人(2021年)…