NFMS DIAF地理情報課職員へのドローン研修の実施

2021年7月6日

NFMS(National Forest Monitoring Systems/国家森林モニタリングシステム)の構築に貢献するため、森林・土地被覆分類図の精度向上に資する「衛星画像判読ガイドブック」を作成します。

このガイドブック作成のための活動の一部として、「判読ガイドラインのためのドローン空撮研修(屋内講義編)」を実施しました。対象者は、DIAF(Direction des Inventaires et Aménagements Forestiers/環境・持続開発省森林インベントリー整備局)のGéomatique課(地理情報課)7名です。研修は屋内講義編と屋外実習編に分けて行いますが、まず6日間の屋内講義編を6月末から7月初めにかけて、本邦と現地をリモートで結び実施しました。

プログラム概要

1.基礎編

(1)無人航空機とは
(2)機体の各部名称
(3)機体の動き
(4)機体にかかる力
(5)気象
(6)機体の構造と姿勢制御
(7)送信機
(8)バッテリー
(9)ブレード

2.演習編

(1)使用する機材
(2)機材の確認と組み立て
(3)オルソ化
(4)飛行計画

3.注意点

安全な飛行をするために

4.マニュアル

ドローン空撮マニュアルの説明

5.講義理解度チェック

屋内研修の最後には、理解度チェックするため、問題数18問のテストを行いました。テストの結果、正解率は最低でも65%以上、平均では83%と高い正答率が得られました。また講義に対しても、レベルの高い内容の質問を数多く受けており、講義の内容がよく理解されたと思われます。

研修受講者 正解率
A 94%
B 88%
C 82%
D 65%
E 88%
F 82%

【画像】DIAF局長(左)・地理情報課課長(右)による開会の挨拶

【画像】

研修を受講するDIAF地理情報課の職員

今後準備ができ次第、屋外実習編の研修を実施します。