テリトワールレベル仮設苗畑設置

2021年8月31日

PIREDD Kwilu(Programme intégré REDD+ Kwilu/Kwilu州におけるREDD+統合プログラム)が対象とするKwillu州は、7.9万平方キロメートルと北海道ほどの面積を有し、下図のようにBulungu、Idiofa、Masi-manimba、Bagata及びGunguの5つの郡(テリトワール)に分かれています。
プロジェクトはGunguを除く4つのテリトワールの村落や小規模農場を対象にして、森林保全のための村落土地利用計画の作成やアグロフォレストリー活動などのREDD+活動を支援しています。
アグロフォレストリーのための樹木の苗木は村落や小規模農場の苗畑で育成しますが、果樹やオイルパームは、育苗期間が半年~1年と長く、栽培管理には専門知識を要するため、経験を有する各地域の農場に委託して育成することとしました。

8月には、委託先のテリトワール苗畑責任者をKikwitに集め、プロジェクト事務所においてガイダンスを行いました。ガイダンスでは、プロジェクトが運営するKikwit近郊の苗畑において、苗畑管理にかかる実践的な指導も行いました。
その後、プロジェクトの専門家が各テリトワール苗畑を訪問し、テリトワール苗畑の立ち上げが順調に実施されるよう技術指導を行うとともに、苗畑の運用開始までの準備の確認をしました。
またテリトワール苗畑は、苗木を各テリトワール内の村落及びコンセッションに配送するための物流拠点としての機能も持たせることにしています。

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テリトワール苗畑責任者へのガイダンス

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事務所周辺の苗畑における実践的な指導

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テリトワール苗畑(Masi Manimba/Kikondji農場)

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苗畑展開図(Kikondji農場)

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テリトワール苗畑(Bulungu/ADIES農場)

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水源や苗畑からの距離の確認(ADIES農場)

【画像】図:テリトワール苗畑位置図