【第1号】本格始動!!バウカウ県(ベマセ地区)/マナツト県(ラレイア地区)、ボボナロ県(マリアナ地区)で「農家説明会」を開催

2017年2月23日

2017年1月31日(火曜日)〜2月3日(金曜日)、2月6日(月曜日)〜2月10日(金曜日)の二週間に渡り、無償資金協力事業「ブルト灌漑施設改修計画」、並びに「マリアナI灌漑施設復旧改善計画」の両灌漑施設に跨る村(スコ)を対象とした「農家説明会」が開催されました。本プロジェクトでは両灌漑施設を有効活用し、且つ国産米の生産強化による農家世帯所得の向上を目指したプロジェクトとなっております。

一週目は2017年1月に竣工式典を迎えた「ブルト灌漑施設」の灌漑用水を利用する村々を訪問。バウカウ県(ベマセ地区)のベマセ村とワイガエ村、及びマナツト県(ラレイア地区)のハトゥララ村とリファウ村の合計4村を対象に開催。また二週目は2009年2月に竣工を迎えた「マリアナI灌漑施設」の灌漑用水を利用するボボナロ県(マリアナ地区)のホルサ村、オドマウ村、ラホメア村、ライフン村、リタボウ村の合計5村を対象に開催しました。

約一か月に及んだ県知事・郡長・村長・村評議会・地域コーディネーターへの地域社会に根差した事前訪問説明が実を結び、総勢371名の生産農家の方々にご参加頂きました。その昔、旧日本軍と共に道路整備に携わった農家さんや、「恋の詩」という雄叫びに近い陽気な歌声をあげる農家さんの参加など、会場では笑い声が尽きない中、非常に建設的な意見交換を持つことが出来ました。

現在、東ティモールは雨季真っ只中。生産農家の方々は雨二モマケズ、一生懸命稲の苗を植え付けています。この一本一本の苗が、必ず農家世帯所得の向上に繋がるようプロジェクトチーム一丸となって取り組んで参りますので、皆さまの応援よろしくお願い致します。

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プロジェクトの戦略について説明する丹羽憲昭チーフアドバイザー

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稲作技術について説明する小田島専門家(稲作技術)

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コメのマーケティングについて説明する廣中専門家(農産物流通・販売)

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質疑応答

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