【第3号】プロジェクトサイト生産農家2,000世帯訪問への挑戦が開始!!

2017年4月5日

2017年2月22日(水曜日)〜3月3日(金曜日)に渡り、プロジェクトナショナルスタッフ(NS)への第二回導入研修が実施されました。目的は無償資金協力事業「ブルト灌漑施設改修計画」の灌漑用水を利用する生産農家533世帯、及び「マリアナI灌漑施設復旧改善計画」の灌漑用水を利用する生産農家1,467世帯、合計2,000世帯全ての生産農家宅を毎年訪問するための農家往訪マニュアルの作成、及び農家訪問ロールプレイの実施であります。プロジェクト概要の説明や、首都ディリにおける国産米の消費者購買動向などを紹介するだけでなく、きちんと生産農家の声に耳を傾け、地域社会の意見を聴くことを本プロジェクトの基本と位置付けております。

NSの努力によって作成された農家往訪マニュアルを基に、農家役とNS役に分かれ 何度も農家訪問ロールプレイを実施。最初は恥ずかしさからか笑いの中からのスタートではあったものの、気づけば皆な真剣な面持ちに変わり、やがては質問や改善点を出し合うような状況へと変わっていました。

この農家訪問ロールプレイによる事前練習の甲斐あって、3月14日(火曜日)〜3月16日(木曜日)まで実施された、ボボナロ県マリアナ地区ライフン村での生産農家宅への初訪問では、冗談や雑談を交えながらの関係構築を忘れず、きちんと生産農家の声に耳を傾けることを心掛けている様子が見て取れました。おかげ様で第一回目となる36世帯の生産農家宅への訪問を無事に終え、NSは手ごたえを掴んだのか、皆晴々とした、自信に満ち溢れた表情へと変わっていました。

2017年3月23日(水曜日)より第二回目となる、同県同地区のリタボウ村での生産農家宅への訪問が始まります。2,000世帯到達まで約半年。たとえ道は険しくとも、“千里の道も一歩から”と言われるように、共に歩んでくれるNSの一歩、カウンターパート機関である農業水産省/商工環境省の一歩、そしてパートナーである生産農家の一歩を無駄にすることのないよう、全力で取り組んで参りますので、皆さまのご声援引き続きよろしくお願い致します!

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NSによる農家訪問ロールプレイの様子

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同僚NSによる質問・改善点のアドバイス時間

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NSによる実際の農家訪問の様子(1)

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NSによる実際の農家訪問の様子(2)

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農家訪問を終え、自信に満ち溢れた笑みを浮かべるNS達 (後:改修中のプロジェクト事務所)

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現在のマリアナ地区の田んぼの様子(2017年3月16日)