【第5号】ブルトにおいて灌漑施設の維持管理に係るトレーニングを実施しました。

2017年4月25日

2017年4月4日にブルトにおいて安藤孝政短期専門家(水利組合組織化)により灌漑職員やゲートキーパーを対象とした灌漑施設の維持管理に係る研修が実施されました。

研修の主な目的は、JICAの「ブルト灌漑施設改修計画プロジェクト」により昨年実施された研修内容に係る研修参加者の理解度を確認するとともに、水位標の見方と水位の調整方法及び作業記録の付け方等を学ぶことでした。

本研修の結果、研修参加者は灌漑施設の維持管理に係る基礎的な技術を学ぶとともに、現地で洪水の際、農家グループによって実際に修復された水路を訪問することによって共同補修の重要性を学ぶことができました。

研修参加者の1人は、「灌漑施設の適切な維持管理について指導してくれた安藤専門家に感謝するとともに、同研修で学んだ技術を実際の業務にも活用したい。」と感想を述べました。

今後プロジェクトは、現地の人々が持続可能な形で灌漑施設を維持管理できる様継続して支援を行っていく予定です。

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安藤短期専門家によって指導された技術を試みるゲートキーパー。

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農家にインタビューする安藤短期専門家とナショナルプロジェクトスタッフ。

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排水渠に柵を設置する安藤専門家とゲートキーパー