【第36号】在東ティモール日本国大使館において国産米の販売署名式典を開催!!

2018年5月31日

プロジェクトと農業水産省(MAF)は2018年5月30日に日本国大使館において、エスタニスラウ・ダ・シルバ農業水産大臣、マニュエル・カノッサ・ボン観光大臣、南博駐東ティモール日本国大使、JICA本部及び東ティモール事務所関係者等を含む合計90名の参加者を招待して国産米の販売署名式典を開催しました。

これまでプロジェクトは、プロジェクトサイトがあるマリアナ県のチャクブ組合やバウカウ県のアセルダ社を対象に国産米の販売促進に係る技術支援を実施してきました。チャクブ組合に関しては、2017年5月よりMAF敷地内に販売店舗を設けて国産米の販売を支援してきました。

その後、チャクブ組合やアセルダ社による国産米の販売をより効果的かつ持続可能なものにするために、プロジェクトとMAFはディリ市内にあるレストランやホテル等の新しい市場の開拓に係る支援を行ってきました。その結果、ディリ市内においてチャクブ組合やアセルダ社の国産米を購入して使用したい6店舗のレストラン及び2つのホテルを見つけることができました。

今回の販売署名式典は、チャクブ組合及びアセルダ社が上記のレストランやホテルと初めて国産米の販売に係る契約書に署名することを記念して、さらに多くの関係者に国産米を振興するために開催されました。

式辞でエスタニスラウ農業水産大臣は、国産米の新たな市場を開拓支援したMAF農業通商局及びプロジェクトに対して感謝の気持ちを述べました。一方マニュエル観光大臣は、ホテルやレストラン関係者に対して、さらに多くの観光客が東ティモール産の農産物を食べることができるよう国産米の使用を呼びかけました。

今回販売署名式典に参加したレストラン及びホテルを代表して挨拶したメガモールレストランのトリンダデ・セペダ氏は、「チャクブ組合及びアセルダ社の国産米を紹介してくれたMAF及びプロジェクトに感謝します。国産米は栄養価が高く安全であるため、今回私のレストランで使用することにしました。チャクブ組合とアセルダ社には今後も継続して品質の高い国産米を販売してもらいたいです。」と嬉しそうに語りました。

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販売署名式典の様子。

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同式典に参加したレストラン及びホテル関係者。

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式辞を述べるメガモールレストランのトリンダデ氏。

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レストラン及びホテル代表者に国産米の使用に係る認定証を贈呈するマニュエル観光大臣(左)とエスタニスラウ農業水産大臣(右)。

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レストラン及びホテル代表者に国産米の使用に係る認定証を贈呈する永石雅史JICA東ティモール事務所長。

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販売署名式典参加者によるグループ写真。

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MAF農業通商局がレストランやホテル用に作成した国産米100%使用の認定ロゴ。