【第41号】ディリとマリアナにおいて国産米を使用するレストランが増加

2018年10月4日

2018年10月4日、チャクブ組合、アセルダ社と7つのレストラン間の国産米販売に関する第二回販売署名式典が、ディリの農林水産省(MAF)にて行われました。第1回目の販売式典は2018年5月にディリの日本国大使館において開催されています。

式典には、イザベル東ティモール首相夫人、ジョアキン新農林水産省大臣、南駐東ティモール日本国大使、永石JICA東ティモール事務所長、バウカウ県・ボボナロ県・マナツト県代表者、および新たに販売契約するレストランの関係者が出席しました。イザベル夫人は、チャクブ組合が販売する国産米を継続的に購入されていらっしゃいます。

ジョアキン大臣は、現在の国産米供給量は需要量を満たせていないため、彼のリーダーシップの下、国産米の生産量を増加させていくことを強く述べました。また、これまでの本プロジェクト活動に謝意を述べられると共に、MAFと農家が協働して東ティモールの食糧安全保障を更に高めていくように呼び掛けました。加えて、国産米を使用するレストランに感謝を述べると共に、誇りを持って国産品を消費していこうと東ティモール人に呼び掛けました。

南大使は、JICAプロジェクトを通じて日本国政府は東ティモールの米生産強化を支援してきており、引き続き国産米の増産ならびに品質向上を支援していくことが重要と述べました。また、農家が米生産を動機付けられるように、国産米の市場が拡大されることも期待されると述べました。

レストランを代表してテラサさんは、MAFの農業業商業局とJICAに対して、国産米を紹介してくれたことに感謝を述べると共に、彼女のレストランが国産米を使用する理由として、国産米の使用が東ティモールの農家の所得向上に繋がるためと述べました。また、チャクブ組合とアセルダ社に対して、引き続き良質な国産米を安定的にレストランに提供してくれるように依頼しました。

2018年10月時点で、ディリおよびマリアナ県で合計13軒のレストランと2つのホテルが、チャクブ組合またはアセルダ社からの国産米を使用しています。今後、国産米を扱うレストランやホテルがますます増えることが期待されます。

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(左より)オデテ農業局長、永石JICA東ティモール事務所長、ジョアキン新農林水産省大臣、南駐東ティモール日本国大使、イザベル東ティモール首相夫人

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レストランの関係者

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ジョアキン大臣が国産米ロゴをグリーンレストランのマネージャーに贈呈

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南大使が国産米ロゴをレストランマネージャーに贈呈