【第45号】農水産大臣出席の田植式を開催

2018年12月14日

農業水産省(MAF)とプロジェクトは、現在提案している栽培暦の正常化(雨期早期に稲作を開始すること)を促進するため、田植式を2つのプロジェクトサイトで行いました(12月12日ブルト地区、14日マリアナ地区)。式典には、ジョアキム農業水産省大臣、セザール農業水産省事務次官、MAF本省関係者、地方政府関係者、農家およびプロジェクト関係者など、各々の式典で150名程が出席しました。

式典でジョアキム農業水産省大臣は、プロジェクトが栽培暦の正常化を支援していることに対して感謝を述べると共に、対象農家に対して、雨期早期に稲作を開始することにより、年間を通じて灌漑水を有効に活用し、二期作や多毛作を行うことを呼び掛けました。また、MAFは輸入米を減らしていくことを目指しているが、そのためには国内の農家による米生産を強化していくことが重要、と述べました。MAFは国家流通センター(NLC)と協力して、米の輸入に替り、国産米の購入に今後注力していく方針です。

MAFとプロジェクトは、今回の式典を通じて、農家が栽培暦の正常化の利点や重要性をさらに理解し、雨期の早期に稲作を開始することを期待しています。利点とは、先ず雨期早期に稲作を始めることにより収穫が早くなり、米購入業者の買い取り需要が最大となる時期に米販売が可能となることです。そこから、二期作や二毛作を実施して生産・販売量を増加させる可能性が広がります。又、暦が揃うことで、灌漑配分などで農家間の協調が進み、稲作環境が整うことが期待されます。MAFとプロジェクトは、栽培暦の正常化を促す支援を、地方政府関係者や農家に対して引き続き行っていきます。

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ジョアキム農業水産省大臣はじめ田植えの様子(マリアナ)

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セザール農業水産省事務次官はじめ田植えの様子(ブルト)

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ジョアキム農業水産省大臣と農家の対話の様子(マリアナ)

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式典参加者の集合写真(マリアナ)