フェーズ2が始まりました!

2016年8月11日

2016年8月11日より、嶋川チーフアドバイザー他、専門家4名が現地入りし、プロジェクト活動が開始されました。プロジェクト前フェーズ「東ティモール大学工学部能力プロジェクト(2011~2016)」によって、工学部とのプロジェクト実施体制はすでに整っており、現地入り後すぐにキックオフ・ミーティングを行い、プロジェクトの目的や活動内容について関係者間で再確認されました。

今フェーズも引き続き、東ティモール唯一の国立大学である東ティモール国立大学(UNTL)工学部が支援対象です。今プロジェクトフェーズでは、前フェーズまで支援していた3学科(機械、土木、電気・電子)に加え、情報、地質・石油学科の2学科を追加した5学科の教育・研究を支援し、社会ニーズに即した技術系人材育成を目指していきます。

新たに支援対象となった情報工学科は、主として岐阜大学が、また地質・石油学科は九州大学がそれぞれ支援を行い、教育・研究面での指導を実施します。また、工学部内には新たに連携ユニット(Cooperation Unit)を設立し、外部との研究・教育に関する活動、また学科横断的な研究プロジェクトの推進を目指していく予定です。プロジェクトはこの連携ユニットに対して側面支援を行い、工学部の教育・研究活動における自立発展を後押ししていきます。

前フェーズの開始の頃(2011年頃)はでこぼこだった東ティモール大学・ヘラキャンパスへの道も、今は完全に舗装されて整い、インターネット環境、停電の頻度もかなり改善されてきました。今フェーズではこの安定したインフラ環境のもと、効果的な支援活動が実施されることが期待されています。

【画像】

UNTL学長(左)嶋川チーフアドバイザー(右)

【画像】

集合写真

【画像】

UNTL幹部とのキックオフ・ミーティングの様子