2014年春学期新入生オリエンテーションの開催

2014年2月23日

2014年2月23日、エジプト日本科学技術大学(E-JUST)の2014年春学期の開始を告げる学生オリエンテーションが、E-JUSTの大講義室で開催されました。2010年2月の春学期の初めての学生受入から数えて9期目となるオリエンテーションに参加した新入生20名(修士学生7名、博士学生13名)が新しいE-JUSTファミリーの仲間入りを果たしました。
E-JUSTからは、メガヘド暫定学長、アボイスマイル学務副学長、ザメル総務副学長が歓迎のスピーチを行い、学生を迎えました。E-JUSTは、エジプトの既存の大学と異なる日本型の工学教育の特徴を活かした「少人数、大学院・研究中心、実践的かつ国際水準の教育提供」をコンセプトとしており、学生からも教育や研究への期待が高いことから、暫定学長はじめトップマネジメントのスピーチからは、学生から期待されている大学サービスを提供することを約束するとともに、学生に対しても日本政府によって供与されたすぐれた機材を最大限に活用し研究に打ち込むように、とのメッセージが伝えられました。
JICAからは、吉村伸二チーフ・アドバイザーがスピーチし、日本のODA(政府開発援助)の哲学は相手側の当事者意識を尊重すること自助努力を支援することであると述べ、E-JUSTが自律的に発展するよう日本側として支援すると結びました。

「2010年2月に学生の受入を開始したE-JUSTも、現在学生136名(修士学生30名、博士学生106名)を抱え、また累積修了者は2014年3月現在51名(修士36名、博士15名)となりました。とはいうものの、E-JUSTの発展はまだまだこれからであり、今回の新入生がE-JUSTファミリーのメンバーとして大学の発展に寄与していくことが期待されます。本日の歓迎スピーチで、ザメル副学長がE-JUSTのマネジメントと学生たちに対して、「We are all in one”、協力して大学を作って行こう」、と呼びかけたように、2014年2月から始まったE-JUSTフェーズ2の開始に際し、大学側も、学生も、そして日本側も一緒になって大学が発展して行くよう協力が進められることが期待されます(JICA人間開発部 高等・技術教育課 谷口)」

【画像】2014年春学期オリエンテーション集合写真(小)

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Megahed暫定学長のスピーチ

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吉浦チーフアドバイザーのスピーチ

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新入生