三宅青年海外協力隊員による日本語集中セミナー

2015年8月13日

8月2日から8月13日まで、エジプト南部のアスワン大学に日本語教育の青年海外協力隊(JOCV)として派遣されている三宅隊員が、E-JUSTで日本語集中セミナーを実施しました。セミナーは、1日2時間、5日間で修了するコースを3回実施し、E-JUSTの教職員・学生約30名が参加しました。参加者は、基本的な挨拶ができること、自分の名前を書くこと、自己紹介ができることなどを習得することに加えて、書道や浴衣、お寿司作りなどの日本文化も体験しました。
E-JUSTでは、今年1月から日本語の学位を取った職員が中心となって、教職員や学生向けに日本語講座を開始していますが、日本人講師による日本語セミナーを受講するのは、今回が初めてです。当初は、5日間のコースを2回実施する予定でしたが、関心が高く参加希望者が多かったため3回実施することになりました。
参加者の一人、技術部のモタズ職員は、「基本的で、重要なところに焦点を当てたとてもよい日本語コースでした。日本のマナーについて学ぶこともでき、日本文化や日本人についての間違った情報や印象も正してくれました。」とコースに大変満足した様子でした。
2週間のセミナーを終えた三宅隊員は、「日本語・日本文化に関心が高い参加者に囲まれて、日本語の勉強に加えて、日本やエジプトの文化についても話し合うことができました。参加者のみならず、私にとっても実りのあるセミナーになりました。このセミナーが、E-JUSTの皆さんにとって、日本語や日本文化への興味を深めるきっかけとなれば幸いです。」と感想を述べていました。
今回のセミナーは、三宅隊員の職場であるアスワン大学が夏休みに入ったことを利用して実施されました。受入れに際しては、E-JUST職員が主体となり、ニーズ調査や参加者の応募などの業務を行いました。プロジェクトにとって、JOCVとの初めての連携でしたが、大変よい結果となりました。

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2週間で約30名が参加しました

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書道など日本文化も体験しました