エジプト政府による環境調和型新キャンパス建設の進捗

2017年6月30日

E-JUSTではこれまで第2キャンパスを使った大学院のみの教育が行われていましたが、2017年9月の学部開講に対応するため、新キャンパスの建設が急ピッチで進められています。日本の著名な設計事務所であるイソザキ・アオキ アンド アソシエイツ(IAA)による設計に基づき、84万平方メートルの広大な敷地の中に、新大学本部、工学部棟4棟、図書館、データセンター、研究棟などを含む第1期工事分が姿を現そうとしています。さらに学部・大学院棟拡張、学生・教員寮、大ホール、スタジアム・スポーツ施設、エキシビジョンセンターなど、第4期工事までが計画され、2022年の完成を目指しています。日本の協力により、最先端の研究・教育用器材の充実したラインナップが導入される予定で、これを活用した実験・実習重視の実践型教育プログラムの準備が進められています。
日本では当然のことでも、途上国ではなかなか実現が難しい環境・安全への配慮に関して、日本の支援大学をモデルに、有害化合物を排出しないラボ専用排ガス、排水浄化システムやイントラネットを使った環境・安全集中センサシステムなどを導入します。また大学中央部分は車の乗り入れなしに物流が行われる設計とし、これまでエジプトになかったゼロエミッション・環境調和型キャンパスの実現を目指しています。

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