東京工業大学での教員・技術職員研修の実施

9月開講予定の工学部（FoE）の実験科学教育の要となる、物理、化学基礎実験科目の開講準備のため、東京工業大学（東工大）大岡山キャンパス、物理および化学基礎実験室に、E-JUSTの物理、化学系教員、および技術部の技術職員2名を派遣しました。東工大で開講されている学部一年次学生全員を対象した科目である物理、化学基礎実験について、2人一組で、それぞれ学生、ティーチングアシスタントの指導のために教員がなすべき仕事の詳細、それをサポートする技術職員の役割、実験準備作業などについて実習を通して学んでもらいました。
特に安全に関する教育に時間を割くべき化学実験では、同じ実験を二度繰り返し指導すべき内容を確認、二度目の実験では物理実験の担当者の空き時間にあわせ、彼らを生徒役にして指導する、というような形式も取っています。
実習内容の詳細はそれぞれ教員、技術スタッフの業務内容を示すマニュアルとしてまとめながら研修を続け、エジプト帰国後、関連する教員、技術職員全員を集めた連続講習会を実施する予定です。研修参加者を講師役として、日本での研修成果をE-JUSTで共有するプロセスが重要です。