E-JUSTプロジェクトフェーズ2の完了

2019年1月31日

E-JUSTプロジェクトフェーズ2は、2019年1月31日を持ち、5年間の活動の終了を迎えました。この間の大きな動きを振り返ると、まず2017年9月、それまでの工学系大学院に加え、新たに工学部、および国際ビジネス・人文学部が開設されました。それに伴い、筑波大学、広島大学、立命館アジア太平洋大学に新たに支援校に加入いただき、国内支援大学は15校に拡充されました。

大学院では、合計212名の学位取得者(工学博士123名、工学修士89名)を輩出。教員一人当たり国際学術誌への論文採録数は2014年以来エジプト国内トップを維持、また、主に研究を指標とするScimagoの大学国際ランキングでは2018年国内第3位に位置付けられる等、研究面では着実にエジプトのトップレベルの大学へと成長しています。

国際面では、2016年には、工学系大学院へのアフリカからの留学生の受入が開始され、これまで累計で8カ国から、修士課程21人、博士課程7人の学生を受け入れています。応募者数は急激に増加しており、アフリカ各国からのE-JUSTへの注目度の高まりが伺えます。2018年9月には、シリアからの工学部への留学生4名の受入れも開始し、国際色豊かな環境となってきました。

施設面では、2018年に第二キャンパス、13棟の寄宿舎・ホテルやカイロオフィスが完工し、約80万平方メートルの広大な敷地でのメインキャンパスの建設工事も進捗しています。

E-JUSTプロジェクトは、2019年2月1日からフェーズ3が開始されます。引き続き、日本とのパートナーシップを通じたE-JUSTの成長振りをお伝えしていければと思います。

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