THE大学インパクトランキング(SDG13)でE-JUSTが40位(エジプト国内大学最上位)にランクイン

2020年4月30日

イギリスの高等教育専門誌Times Higher Education(THE)が実施する「THE大学インパクトランキング(THE University Impact Rankings)」は、国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)の枠組みを用いて、大学の社会貢献度をランキングするもので2019年から始まりました。大学がもたらす社会経済的インパクトを測る尺度を、SDGsの17の各開発目標に合わせて設定し、それに基づいた大学のランキングを公表しています。

2020年のTHE大学インパクトランキングの中のSDG目標13「気候変動に具体的な対策を(Climate Action)」において、E-JUSTは第40位(エジプト国内大学としては最上位)にランクインしました。目標13のランキングのポイント計算方法は、気候変動に関する研究27%、低酸素エネルギーの利用状況26.9%、環境関連の教育の実施46.1%となっています。エジプト気象庁との協定に基づく各種活動や、長年の環境・エネルギー系への技術協力による教育・研究活動の向上、また無償資金協力で整備された太陽光発電システムは低炭素エネルギー利用の観点で評価されるとともに、エジプト人に対する啓発活動としても貢献しています。インパクトランキングは比較的新しいランキングではあるものの、初めて、E-JUSTの名前がTHEのランキングに明示された意義は大きく、E-JUSTが推進する環境に留意した大学づくりという特徴がランキングにも表れる結果となりました。

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