工学部第一期生の卒業プロジェクト

2022年4月4日

2017年秋学期に入学したE-JUST工学部第一期生による卒業プロジェクトの発表会が3月8日に開催されました。工学部の就学年数は4.5年(9学期)で、学生は4年生の春学期(全体の8学期目)と5年生の秋学期(同9学期目)に卒業プロジェクトに取り組んできました。同発表会では、6学科(コンピュータ・情報工学、電子通信工学、経営工学、メカトロ・ロボティクス工学、化学・石油化学、エネルギー資源工学)の学生が、個人あるいはグループでのプロジェクトの成果を発表し、最終的に46人が合格・卒業しました。昨年女子セーリング・レーザーラジアル級のエジプト代表として東京オリンピックに参加したクロード・マンシーさん(経営工学)もその一人です。ハードな練習と学業を両立させました。

工学部では3年次にPBL(Project Based Learning)の授業が行われ、学生は具体的な課題を設定し、その解決に個人もしくはグループで取り組みます。この実践的な授業は学生に大変好評で、指導教員もその成果を高く評価しています。卒業プロジェクトでは、PBLの授業で習得した知識と教訓を踏まえ、より大きなテーマ・課題に取り組みます。PBL、卒業プロジェクトは研究ゼミと併せて研究室中心の日本型工学教育を普及する重要な機会と位置付けられています。

エジプトでは、決まった時期に一斉に新卒の採用が行われることはなく、また学部卒業後すぐの大学院への進学も、まだそれほど多くはありません。さらには、卒業後、男性には兵役の義務もあることから、ほとんどの卒業生の進路が決まるのは、これからです。若者の失業率が依然として高いエジプトですが、E-JUSTで学んだことを糧に卒業生が様々な分野で活躍してゆくことが期待されます。

各学科の卒業プロジェクト発表会

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コンピュータ・情報工学科

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電子通信工学科

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経営工学科

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メカトロ・ロボティクス工学科

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化学・石油化学科

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エネルギー資源工学科