エルサルバドル国 新環境・天然資源省大臣によるプロジェクトサイト訪問

2019年9月24日

2019年8月14日、エルサルバドル国の新しい環境・天然資源省大臣であるMr. Fernando Lópezご一行がエル・ホコタル湖周辺のプロジェクトサイトを訪問されました。Las Moritas自然保護区への訪問には、民間4社(Las Perlitas(飲料水会社)社長、Pollo Campestre(ファーストフード会社)社長、Grupo CASSA(製糖会社)職員、EEO(電力会社)職員)、プレス数社、地域住民の他、環境・天然資源省のMiguel局長とIvania局長など、総勢80名以上が参加されました。参加された民間4社の内3社は、エルサルバドル国内の保護区管理体制の強化に向けて既にプロジェクトと連携した活動を行っています。また、残り1社・EEO(電力会社)もプロジェクトとの連携に関心を持っており、MARNや関係機関からはプロジェクトの行っている民間企業を巻き込んだ自然保全活動に非常に大きな関心が寄せられています。

今回の訪問時には、プロジェクトがLas Perlitasと共同で設立した苗畑の開所式や、環境・天然資源省のRosalba職員による、プロジェクトで実施中の民間企業と連携した自然保護区管理に関するプレゼンテーションが行われました。環境・天然資源省新大臣からは、プロジェクトで行っているような民間企業と連携した自然保護区管理の重要性と、他地域での同様な活動の実施についての言及があり、エル・ホコタル環境教育センターでは、プロジェクトで養成したコミュニティガイドのMr. Saulから環境教育活動の紹介が行われました。大臣と参加者数人には、プロジェクトが渡り鳥の「渡り」について学習してもらう目的で作成したスゴロクゲームを行って頂き、最後には、エル・ホコタル湖までご案内して見晴らし台から湖の様子を観察して頂きました。

今回の訪問は、2019年6月から新体制となった環境・天然資源省にプロジェクトの活動を知って頂き、今後の連携をより積極的で円滑なものにするために非常に有意義であったと考えています。

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JICA専門家チームの作成した民間企業と連携した自然保護区管理概要図

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Ms. Rosalbaによる民間企業と連携した自然保護区における保護活動紹介

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エルサルバドル国民間企業(Las Perlitas)と共同で設立した苗畑の開所式

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新環境・天然資源省大臣のエル・ホコタル環境教育センター訪問の様子

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エル・ホコタル環境教育センターにおける渡り鳥スゴロクゲーム実施の様子

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新環境・天然資源省大臣のエル・ホコタル湖訪問の様子