Ethio-SHEP 農家のストーリー

2019年4月5日

私の名前はビルケ、42歳です。2016年からオロミア州のEthio-SHEPプロジェクトに参加している農家のひとりです。私は、アルシ県、ディガルチジョ郡のクバテ リタ村に住んでいます。夫が亡くなったため、家長として3人の家族と一緒に暮らしています。農業が主たる家計の収入源です。特に、小麦はこの村でほとんどの農家が生産している主要な穀物です。

2016年に農家グループの代表の一人として、郡の中心地サグレという町で行った市場調査に参加しました。この市場調査の経験はとても貴重なものであり、ニンニク生産が私たち家族に収入向上をもたらす可能性に気が付き、SHEPの活動に対するモチベーションが高まりました。私はそれまでニンニクを栽培したことが一度もありませんでしたが、プロジェクトの技術研修に参加後、実際にニンニク栽培を開始したことにより、私たちの人生に大きな変化をもたらしました。ニンニク生産から得られた収入により、私は新しい家を建て、改良品種の乳牛を家族のために買うことができました。そして私の子どもたちの教育費も支払うことができて、以前より良い生活が出来るようになりました。

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改良品種の乳牛購入/Hybrid cow of Ms.Birke

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新築した家/New house of Ms.Birke

私の名前はギルマ、36歳です。現在、オロミア州のアルシ県ディガルチジョ郡のサグレ町に住んでいる農家です。私は2016年のパイロットフェーズからEthio-SHEPプロジェクトに参加し、サグレ町のローカルマーケットでの市場調査に参加した農家代表のひとりです。このエリアでは小麦が主要な穀物であり、主に自家消費用と現金収入源として栽培していますが、私はこの市場調査を実施した後に、小麦栽培に加えてニンニク生産を開始しました。

プロジェクトによるニンニク生産のための技術研修に継続的に参加して、私の収入は非常に向上しました。その結果として、今は経済的により良い状況になりました。Ethio-SHEPのプロジェクトの対象農家として活動を始めた時は、私は両親と一緒にクバタ リタ村に住んでいました。その後、ニンニク生産により収入が向上した結果、今ではサグレ町に新しい自分の家(200,000ブル=約80万円以上の建築費用)を建て、家族と引っ越しました。

また、私は中規模のお店(100,000ブル=約40万円の初期投資)を開店し、私の収入源、も増えております。とはいえ、私は以前住んでいた村から完全に離れたわけではありません。私の両親は今でもその村に住んでいますし、私も頻繁に訪れ、自分の土地でニンニク生産を続けております。村にある両親の家と町の自分の家の行き来を容易にするために、モーターバイクも購入しました。また、私の家族のために、改良品種の乳牛(35,000ブル=約14万円)を購入しました。

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ニンニクを栽培中の畑

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バイク購入

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街の中心地で店の開業