エル・カホンプロジェクト視察研修

2017年5月24日

当プロジェクトのパイロットコミュニティ間の情報・意見交換の一環として、現在活動を実施している3つのコミュニティの代表者各3名と3市の環境担当官、およびユスカラン財団職員が、JICA「エル・カホンダム森林保全区域のコミュニティ住民参加型持続的流域管理能力強化プロジェクト(PROFOCAJON)」(2013年5月〜2016年5月)を訪問し(2月13〜15日)、ホンジュラス電力公社(ENEE)流域管理ユニットからエル・カホン森林保全地域の紹介や流域管理の取組みを伺うとともに、エル・カホンプロジェクトが支援するマナカル2及びロス・ピカチョスの2集落の活動状況を視察しました。

マナカル2においては、植物由来の害虫忌避剤や肥料の利用、等高線栽培など土壌保全技術の紹介を受けた後、グループの共同圃場を視察しました。またロス・ピカチョスでは山火事対策などの活動について説明を受けました。

その後、各コミュニティにおいて研修報告会を実施しました(2月21〜24日)。研修参加者からは、視察したコミュニティでは住民が十分に組織化され活動していること、共同圃場で有機肥料や植物由来の薬剤の使用など環境保全型農業を学んでいること、火入れをしなくても作物栽培ができること、活動記録をしっかりとつけていることなど、印象深かったことについて報告があり、これに対して、今後どのように組織化していくか、これまでの反省点等について活発に議論が行われました。

今回の研修参加者がリーダーシップをとり、研修で得た経験を各コミュニティでの活動・運営に活かしてもらえることを願っています。

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ENEE流域管理ユニットよるエル・カホンプロジェクト概要の説明

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マナカル2訪問

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各コミュニティでの研修報告会(ラバンデーロス)

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各コミュニティでの研修報告会(グラナディージャ)

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各コミュニティでの研修報告会(チャグイテ・グランデ)