インドネシアでは、原油価格の高止まりによる輸入負担の増大や、経済成長に伴う燃料・電力消費量の急増により、エネルギー関連補助金は中央政府歳出の約20%を占めるに至っており、補助金の削減は喫緊の課題である。インドネシア政府は、国家エネルギー政策(2014年1月国会承認)において、1次エネルギーに占める再生可能エネルギーの比率を2025年までに23%まで高めることを掲げ、特にバイオエネルギーについては、エネルギー鉱物大臣令(2014年20号)において、バイオ燃料の活用比率を2025年までに段階的に高めていくことを掲げるなど、バイオ燃料の活用を積極的に進めている。
また、インドネシアでは大規模…