南スラウェシ州の保健施設を訪問しました

2019年3月20日

多摩市保健所長渡邉洋子氏と長谷川文チーフアドバイザーは、2019年3月18日から20日にかけて、南スラウェシ州マロス県の保健施設を視察しました。主な目的は、小児の集団健康診査の実施の可能性について考察するための、保健サービスの実施状況およびリソースの把握です。

ジャカルタからはカウンターパートである保健省地域保健総局家族保健局5歳未満課から職員が同行し、州保健局、県保健局、保健センター(プスケスマス)、地域健診活動(Posyandu:ポシアンドゥ)、PAUD(幼児教育施設)の視察を行い、州および県での母子手帳の活用の状況の聞き取り及び今後の教育省との連携の可能性についての情報収集をしました。マロス県保健局では青年海外協力隊の深澤恵莉助産師が活動しており、現場の母子保健サービスの実状について情報を共有してくださいました。

視察ならびに地域保健総局長との話し合いを踏まえ、ポシアンドゥやPAUDなど、現行の保健サービスと関連サービスのリソースを活用し、より密な連携を確立する中で小児集団健診をモデル的に実施することは、実現可能性があると見受けられました。

引き続きカウンターパートと話し合い、専門職能団体からの意見聴取、現場の意見も取り入れながら小児の集団健康診査の実施可能性について検討していきます。

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地域保健総局のカウンターパートへの案件説明

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地域保健総局長への出張報告

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州保健局長への案件説明

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PAUDで子どもを待つお母さんへ栄養教育