1940年代には70%以上であったラオスの森林率は水力発電、鉱山開発、プランテーション開発などの産業開発および人口増加・経済発展に伴う農地拡大などによる土地利用変化によって2010年には40%まで低下しました。この急速な森林率の減少を受けて、ラオス政府は森林率70%の回復を目標とした「森林戦略2020」を策定するとともに、森林減少・劣化などに由来する温室効果ガスの排出を削減する仕組みであるREDD+(注)を有効な手段として捉え、2011年に国家REDD+タスクフォースを設置してREDD+の実施に取り組んでいます。
一方で、2011年の省庁再編に伴い、保護林・保全林は天然資源環…