5.プロジェクト活動の解説(成果4)

2018年11月26日

MaWaSU2の4つの活動(成果)のうち、今回は最後の成果4について紹介します。

成果4の正式な文面は以下のように記載されています。

(成果)
水道公社の水道事業に関する計画実施能力が強化される。

(指標)
4a.パイロット水道公社において、重点分野(土木・水質・財務)における全国展開リソースパーソンの実務能力、指導能力が向上する。
4b.MaWaSUプロジェクトで承認された全国展開計画が活用される。
4c.プロジェクト期間中、全国展開活動が水道公社自らの立案した計画に従い独自予算で毎年開催される。
4d.MaWaSUプロジェクトで立ち上げられた分科会活動が発展的に継続される。

前フェーズであるMaWaSUプロジェクトの多くの活動を発展的に継続していくのがこの成果4であり、現状把握活動と合わせて作り込みを進めてきました。4aから4dをもう少し解説すると次のようになります。

4a.重点分野を中心とした3パイロット水道公社のさらなる能力強化。3パイロット公社自身の事業実行力を重視した計画能力・事業管理能力のさらなる向上と全国展開活動を実施するための指導力の向上。
4b.&4c.MaWaSUプロジェクトで作成された全国展開計画を、水道公社による予算支出をベースにプロジェクト活動として進めながら、ラオス水道セクター自らがプロジェクトの手を借りることなく実施可能な全国展開活動の形に発展・定着させる。
4d.MaWaSUプロジェクトで実施していた9分科会を再編し、それぞれに具体的達成目標とレベルを設定する。分科会活動は全国スタンダードを決めるため、公共事業運輸省・水道局(MPWT/DWS)や3パイロット以外の水道公社を巻き込んで活動を実施する。