22.Weeklyハイライト

2019年8月2日

2019年7月15日~7月26日

(a)首都ビエンチャン水道公社・給水拡張エリアでの水道教室実施

MaWaSUプロジェクトで導入の支援をした水道教室は小・中学生を対象にした水道教室です。一方、首都ビエンチャン水道公社は、7月18日と26日に給水拡張エリアで一般住民(大人)を対象とした水道教室を実施しました。通常の水道教室は子どもたちに水の大切さや水道水が蛇口まで来る過程を理解してもらうことで水道事業全体の理解促進を目指しますが、大人を対象とした水道教室は営業活動に通じるものがあります。最近給水が拡張された地域では、住民は以前と同じ井戸水を利用しています。井戸水はほぼ無料なのに水道料金を払って水道を使う必要があるのか?住民たちの疑問に答え、水道を使ってもらうにはどのように説明すればよいのでしょうか。JICA専門家から得た子ども対象の水道教室の知見を元にし、自ら住民へ説明する様子は技術協力プロジェクトの継続性と発展性の現れともいえるでしょう。今後、分科会で共有し、全国展開も視野に入れて議論を進める予定です。

(b)第3回、第4回技術基準委員会開催

成果3「水道事業に必要な技術基準が作成される」に関わる技術基準委員会の活動が活発です。第3回会合が7月24日に、第4回会合が7月25日開催されました(技術基準委員会の詳細は16.Weeklyハイライト(2019年4月22日~5月3日)参照)(注)。第3回会合では条文一つ一つを読み上げて確認をし、第4回会合では確認された条文を公共事業運輸省・水道局の全課長へ説明するとともに意見交換を通じて理解・確認を促しました。

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a-1 住民対象の水道教室の様子

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a-2 水道教室終了後に住民へのアンケートを実施

【画像】b-1 第4回技術基準委員会での議論の様子