28.Weeklyハイライト

2019年11月18日

2019年10月7日~10月18日

(a)竹若大使MaWaSU2プロジェクト視察

9月3日に駐ラオス大使として着任された竹若敬三大使がMaWaSU2およびルアンパバーン県水道公社を視察されました。チーフアドバイザーの園田専門家からMaWaSU2の概要と取り組みの説明、および無償資金協力で改修予定のルアンパバーン県水道公社・ナムカン浄水場の案内を行いました。竹若大使は水質に興味を持たれ、ラオスの水道法で定められている23の水質検査項目を各都県で遵守できるようになるための全国水質検査体制をMaWaSU2で整備していくことの意義に共感し、激励されました。

(b)草の根プロジェクトとの連携

MaWaSU2と並行して、さいたま市水道局による草の根技術協力プロジェクト「水道公社における上水道管路維持管理能力向上支援事業」(2018年6月~2021年6月)がMaWaSU2の3パイロット水道公社でもある首都ビエンチャン、ルアンパバーン県、カムアン県の水道公社で実施されています。チーフアドバイザーの園田専門家もさいたま市水道局から派遣されており、適宜情報共有はしているものの、活動現場を訪れる機会は多くはありませんでした。今回、ルアンパバーンで草の根プロジェクトの現場活動を訪問する機会があり、支援の重要性を改めて理解するとともに現場での維持管理技術定着の難しさも目の当たりにし、MaWaSU2との有機的な連携のヒントを得る機会となりました。

(c)竹田明弘短期専門家(土木(設備系))帰任

9月9日から土木(設備系)分野の短期専門家として赴任されていた竹田明弘さん(埼玉県企業局)が1.5ヶ月間の任期を終えて10月18日に帰国されました。任期中は、主に技術基準(指針)についてのOJTを精力的に行って頂きました。技術基準(指針)は設備系の項目だけでも200ページに亘ります。実際に技術基準(指針)を参照することになる水道公社の技術者へ丁寧に分かりやすく解説して下さいました。

【画像】

a-1 ルアンパバーン県水道公社を訪問される竹若大使(左から4人目)

【画像】

a-2 ナムカン浄水場の水質ラボを視察される竹若大使(左)

【画像】

b-1 草の根プロジェクトの現場活動を視察する園田チーフアドバイザー(中央手前)

【画像】

c-1 ポマー局長から記念品を受け取る竹田・短期専門家(右)