35.Weeklyハイライト

2020年2月25日

2020年1月20日~1月31日

(a)第2回水道セクター開発基金委員会(FFC:Fund Framework Committee)開催

成果1「資金調達制度の検討(水道事業に適した長期低利資金融資制度の計画策定)」に関するFFC(Fund Framework Committee)の第2回会合が1月23日に開催され、ラオス水道セクターの基金設立に向けた議論がなされました。これまでMaWaSU2コンサルタントチームを中心として実施してきたQuestionnaireや現地ヒアリング、分析結果を元に1stコンセプトとして基金の理想形が示されました。今後、実現可能性を高めるためにラオスの現状に合わせた検討をさらに進めていきます。

(b)パイロットプロジェクト署名式

成果2「施設整備事業における能力向上」を目指すパイロットプロジェクトの署名式が1月27日に実施されました。署名は公共事業運輸省・水道局、パイロットプロジェクト評価委員会(PPEC:Pilot Project Evaluation Committee)、県公共事業運輸局、水道公社の4者間でなされました。採択されたパイロットプロジェクトは以下の3案件になります。2月下旬予定の資機材調達が完了次第、水道施設整備の工事が開始されます。

1.サラワン県:ワピー郡5村給水区域拡張事業
2.ポンサリー県:ポンサリー郡配管更新事業
3.ボリカムサイ県:パクサン郡ポンサイタイ村水道整備事業

(c)The Lao-Japan Waterworks & MaWaSU2 Conference 2020開催

昨年に引き続き、厚生労働省、MaWaSU2及びラオス公共事業運輸省・水道局による「The Lao-Japan Waterworks & MaWaSU2 Conference 2020」が1月28日~30日に開催されました。厚生労働省による水道産業の国際展開推進のための取組とJICA技術協力プロジェクトMaWaSU2のセミナーを合同開催することにより、MaWaSU2の支援対象であるラオス公共事業運輸省、全国の県公共事業運輸局、全国の水道公社が、MaWaSU2プロジェクトの年間報告を共有することに加えて、日本の水道産業の技術や製品の紹介を受けることができます。今回は、本邦企業10社が水道産業の機材をラオスに持ち込み、ラオスの水道関係者に説明会を実施しました。

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a-1 第2回水道セクター開発基金委員会の様子

【画像】b-1 パイロットプロジェクト署名式 集合写真

【画像】c-1 The Lao-Japan Waterworks & MaWaSU2 Conference 2020 集合写真

【画像】

c-2 The Lao-Japan Waterworks & MaWaSU2 Conference 2020 本邦企業製品説明の様子