2020年11月26日
新型コロナウイルス感染症の影響で約6か月間日本に一時帰国していたMaWaSU2専門家は、9月中に園田・チーフアドバイザー、木下・業務調整がラオスに再赴任しました。11月中には升潟・サブチーフアドバイザー/水道技術、後任の野澤・サブチーフアドバイザー/水道技術がラオスに再/赴任の予定です。
ラオスでは市中感染が抑制されているものの、渡航者の検疫で感染が報告されており、引き続き海外との一般往来の制限は継続されています。
11月の主なプロジェクト活動は以下のとおりです。
カウンターパート機関であるDWS(公共事業運輸省・水道局)が中心に作成したドラフトを全国の県公共事業運輸局、水道公社に紹介し意見の取りまとめを行いました。ラオス水道セクターの重要な方向性を示す戦略になるためMaWaSU2専門家からも意見を述べました(写真a-1)。
コロナの影響で中断していた小規模水道施設整備事業の設計・BOQ確定作業を行いました。活動の様子が地元新聞にも掲載されました(写真b-1)。
ラオス水道セクター制度改善および水道開発基金・補助金制度構築に向けた局内ワークショップを2回開催しました。12月以降はより具体的な実践作業に入っていきます(写真c-1)。
パイロットプロジェクトでは水道施設整備にかかる計画(提案)・審査・実施(工事)・モニタリング・評価の能力向上を目指しています。施工監理支援は工事における品質・工程・安全管理能力の向上を目指します。ラオスでは経験に基づく属人的な能力蓄積が多いため、チェックシートや写真撮影・アルバム整理など汎用性のあるツールを用いて組織的な能力向上を目指しています(写真d-1)。
12月以降は、長期専門家全員がラオス再赴任を終え、各活動がさらに活発になる見込みです。