2021年1月28日
2020年は新型コロナウイルス感染症によりプロジェクト活動が大きく影響を受けました。2021年の年が明けた現在も日本をはじめ世界各国では引き続き社会・経済活動に大きな影響を及ぼしています。
ラオスでは2020年4月の市中感染報告が最後に、国内では感染が抑制されているものの、渡航者の検疫での感染報告や他国での感染拡大などの要因により、海外との往来は厳しい制限が継続されています。
1月の主なプロジェクト活動は以下のとおりです。
2020年12月26日に帰任された升潟大介専門家の後を引き継ぎ、水道技術/サブチーフアドバイザーとしてOutput3、Output4の活動を主軸にMaWaSU2終了まで活動されます。
1月5日、6日の2日間にわたり首都ビエンチャン水道公社のチナイモ研修センターにて第16回STT&第11回SCを開催しました(STTはOutput3の活動、SCはOutput4の活動)。新型コロナウイルス感染症の影響で約10か月ぶりの会議の再開です。会議では、この間における活動に対する意見交換や昨年12月に実施された技術基準全国会議とMaWaSU2全国セミナーの内容を踏まえ、今後の方針について熱心なグループディスカッションが行われました。
1月13日にDWSと月例会議(準備会議)を開催しました。DWS内のMaWaSU2活動の共有を主目的に月に一度開催していきます。今後の開催の確認に加えて、今回はOutput3(技術基準)、Output4(SC)およびOutput2について今後の活動方針について意見交換が行われました。議題は以下のとおりです。
Output3(技術基準):「水道基盤整備及び建設の基準に関する省令」大臣決裁後の全国展開、水道資機材の基準の取り組み意見交換
Output4(各分科会):特にSC5(水質)は7月末水質検査機器供与に向けた検査マニュアルの作成と水質検査体制計画(DWS・DHHP決裁)への取り組み、SC3(計画)・SC4(財政)は長期計画と中期計画の位置づけの意見交換
Output2(パイロットプロジェクト):第1.5バッチ「新型コロナウイルス下・後の開発協力に資する本邦企業の技術・資機材の活用」の実施・運営方法の意見交換
上記、第16回STT&第11回SCおよびDWSとの今後の活動方針の意見交換を踏まえてパイロット3都県水道公社でのOJTを開始しました。パイロット3都県水道公社は、ルアンパバーン県水道公社(北部)、首都ビエンチャン水道公社(中部)、カムアン県水道公社(南部)です。各水道公社1週間をサイクルにSTT3分野、SC6分野それぞれに課題を抽出して能力向上を図ります。