モンゴル国は東アジア北部に位置する面積156万平方キロメートル(日本の約4倍)、人口300万人(世界一低い人口密度)の国で、22の県から構成されています。従来、牧畜を主な産業とした国家でしたが、最近は銅、石炭、希少金属などの鉱物資源開発が活発に進められ、急速な経済成長を遂げています。医療面では、乳児死亡率(出生千対)は1990年の76から31へ、妊産婦死亡率(出生十万対)は120から63(UNICEF、2011年)へ減少するなど国全体の基礎保健指標は改善しています。しかしながら、乳児死亡率は都市部24、地方部48、5歳未満児死亡率(出生千対)は都市部28、地方部62となる(MICS Summa…