第1回目TOTワークショップ開催

2016年5月20日

2016年5月18日〜20日

第1回目の臨床研修指導医養成ワークショップ(TOTワークショップ)を5月18日から20日まで3日間コースとして開催しました。今回のワークショップは、臨床研修の場で指導医が研修医に対し必要とされる知識、技能、態度をどのように習得させるかを学ぶためのものでした。3次レベル医療施設またモンゴル医科大学で指導する立場にいる医師、更にプロジェクトのカウンターパート機関である保健開発センター及びプロジェクトのモデル県の医師、計25名が参加し、3つのグループに分かれ議論しながら作業を進めました。具体的には、モンゴルにおいて求められている医師の基本的臨床能力について考え、そのための研修目標を設定し、方略をたて、評価方法を決め、その成果品を各グループで発表するというものでした。
参加者のコメントは、これほど全員が積極的に参加する研修は初めてであった、質の高い研修内容であった、研修の準備が周到に行われていると感じた、また、これほど時間通りに研修が進められたことに感銘した、など多くが今回の研修に大変満足した様子でした。
今回のワークショップは日本で行われている指導医育成のアプローチや考え方を取入れて組立てられており、修了者には日本医学教育学会の修了認定書が手渡されることになっています。また今回の研修修了者25名は6月に行われるファシリテーター養成研修に参加し、研修終了時に保健開発センターからファシリテーター認定を受けることになっています。今後このファシリテーター達が中心となり、臨床研修病院の医師を対象にワークショップを展開していくことが計画されています。

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ワークショップ風景1

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ワークショップ風景2

【画像】ワークショップ記念写真