TOTワークショップ開催(第3回、4回、5回)2016年10月

2016年10月27日

10月に第3回目、第4回目、第5回目と立て続けに3回の臨床研修指導医養成ワークショップ(TOTワークショップ)を開催しました。第3回目はウランバートルで10月5日から7日まで、第4回目をプロジェクトのモデルサイトであるオルホン県で10月6日から8日まで、第5回目を再びウランバートルで10月10日から12日まで行いました。
たいへんハードなスケジュールでしたが、参加者から高い満足度が得られ、質の高いワークショップを実施することができました。
今回のワークショップは、主に保健開発センターがマネージメントを行い、今年6月に研修を受けたモンゴル人医師がファシリテーターの役割を担いました。
JICAプロジェクトは2名の短期専門家(中島宏昭先生、高橋弘明先生)によるワークショップ全体の管理監督、ファシリテーターへの指導をおこないました。専門家は各ファシリテーターに対し参加者に正解を示さず自由な発想で作業するよう勧めることを指導し、その結果各グループの成果品はたいへんユニークで質の高いものとなりました。あらかじめ定められた正解がない中、限られた時間内に成果品を作るというワークショップの基本が改めて認識されたようです。

モンゴル保健省は臨床研修指導医を更に増やす必要がありますが、このワークショップの成果を高く評価し、今後も継続して実施していくことを望んでいます。
JICAプロジェクトはTOTワークショップがモンゴルに定着するまで引き続き支援をしていきます。

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ウランバートルのワークショップ作業風景

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オルホンのワークショップでの発表

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グループワークの成果品