小児一次救命処置(Pediatric Basic Life Support:小児BLS)研修を開始

2017年1月27日

2017年1月、小児BLSの研修パッケージが完成、その後すぐに研修を開始しました。

今回の研修は小児BLSを普及していくためのインストラクターを養成することを目的としました。ウランバートルで2回、プロジェクトのモデルサイトであるオルホン県とボルガン県でそれぞれ1回ずつ、計4回で32名のインストラクターが養成されました。

最初は緊張や、少し疲れた表情の受講者もいましたが、ステップごとに講義と実技が交互に進められていくうち、質問や意見が活発にだされるようになり、実技も生き生きと積極的に参加していく様子が伺えました。
研修終了時には、インストラクターとして小児BLSを普及していきたいという意欲がひしひしと感じられ、特に自分たちの病院ではすぐに広めていきたいという意見が聞かれました。
今回は医師のみが研修対象者となりましたが、今後は看護師、他の医療従事者、さらに一般の人たちにも研修の機会が広がっていければと考えています。
今年度はウランバートルを中心にインストラクター養成コースを継続、その後全国各県で研修が開催されるようプロジェクトとして後押ししていきます。

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小児救急専門の井上医師による講義風景

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研修の様子1

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研修の様子2

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オルホン県で地元テレビ局の取材を受ける専門家