第6回TOTワークショップ開催 2017年3月

2017年3月29日

第6回目臨床研修指導医養成ワークショップ(TOTワークショップ)を開催しました。
回を重ね今回は全て順調に進むと思っていたのですがそう簡単ではありませんでした。
まず準備段階で主催者側の保健開発センターに大幅な人事異動があり、センター長はじめ管理部門の職員、さらに実務レベルでTOTワークショップに関わっていたほぼ全ての職員が変わってしまいました。そこで保健開発センターにはTOTワークショップの概要を理解してもらい協力を依頼するところから始まり、開催にむけての準備はプロジェクトスタッフが全面的にサポートする形で進められました。
また今回のワークショップ参加者(24名)ですが、研修医への指導を長年経験してきたベテランの医師が多く、既に指導方法を学ぶための研修を受けた医師も数名いました。この研修を好意的にみていない様子の参加者、グループワークで一方的に意見を主張しようとする参加者、またほとんど議論に参加しない参加者が見受けられました。
保健開発センターの関係職員、ファシリテーターにとって厳しいスタートとなりましたが、毎日その日の課題やその改善策を話し合い、翌日はまた新たな気持ちで臨むようにしました。その結果、参加者の様子が徐々に変わり、最後はほぼ全員から研修内容に対する高い評価と主催者側への感謝の言葉を聞くことができました。

当プロジェクトではTOTワークショップが保健省の主導のもと質を確保しながら継続的に実施されるように、保健省および保健開発センターに対し臨床研修指導医を養成するための方針とTOTワークショップの開催指針を定めることを提案しその作成を支援していきます。
また今回のワークショップではファシリテーターの講義をビデオ収録しました。今後これを使いビデオ教材を作成していく予定です。

【画像】

TOTワークショップの風景1

【画像】

TOTワークショップの風景2

【画像】

ビデオ撮影の様子

【画像】

中島宏昭専門家による特別講義