本邦研修が実施されました!

2017年9月20日

2017年9月7日から15日にかけて本プロジェクトの本邦研修が、国立国際医療研究センターを中心に行われました。

今回で3回目となる本プロジェクトの本邦研修は、モンゴル国で進められている医師の卒後臨床研修制度の整備に役立てるため、日本の国レベル(厚生労働省、日本専門医機構など)、県レベル(岩手県庁)、また病院レベル(国立国際医療研究センター、岩手県立中央病院、岩手県立東和病院)での取り組みを、講義及び視察を通じて学びました。研修には保健省、保健開発センター、そしてモデル県の病院の院長ら、合計7名が参加しました。

研修の最後には、研修で学んだことを今後どのようにモンゴルに役立てるか、行動計画を発表しました。保健省、保健開発センター、モデル県の病院それぞれの立場から、今後6ヶ月にかけて取り組むべき課題について、具体的な活動が報告されました。特に、卒後臨床研修プログラムのカリキュラム開発と地方での卒後臨床研修の実施が、保健省、保健開発センター、地方の病院が取り組むべき中心課題として発表され、モンゴルの卒後臨床研修の整備において必要とされる活動が、制度作りから実務的な内容にシフトしつつあることが感じられました。

本研修を実り多きものとするために尽力くださった各講師の先生方、岩手県の関係者の方々に心より感謝するとともに、本プロジェクトも、カウンターパートのニーズに応じることができるよう、引き続き積極的に支援していきたいと思います。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト チーフアドバイザー 井上信明

【画像】国立国際医療研究センター國土理事長を表敬訪問

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研修修了式後:研修員たちの表情から、研修に満足したことが伺えます

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岩手県立中央病院における視察:研修医に熱心に質問する研修員たち