モンゴル人インストラクターによるPBLS研修が実施されました!

2017年12月24日

2017年12月24日、ウランバートル(UB)にてモンゴル人インストラクターによるPBLS(小児一次救命処置)研修が実施されました。PBLSは、特別な器具を用いない小児への救命処置を学ぶ研修です。プロジェクトがターゲットにしている、1次及び2次医療施設の方たちに、特に学んでいただきたい内容です。

本研修に先立ち、標準化されたスキルを伝えるために、ビデオ教材を準備しました。モンゴル人医師たちが練習の上、マネキンに対して救急処置を実演しました。モンゴル人カメラマンが映像を撮影し、実際に研修で利用できる形にしました。プロジェクト側でシナリオの準備や映像の編集は行いましたが、事実上、モンゴル人の医師による、モンゴルの医師たちのための教材になります。

週末にもかかわらず合計24名が研修に参加しました。参加者たちからは、「窒息した小さい子どもへの緊急対応の方法がよくわかった」などコメントも聞かれ、満足度は4.9(5点満点)でした。

プロジェクトでは同様の研修パッケージをこの他にも作成しています。地方で勤務する医師たちが、効率的に効果的に研修ができるよう、続けて必要な研修パッケージを作成していきたいと思っています。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

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モンゴル人インストラクター達(1列目中央)と共に

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窒息した乳児に対する処置を練習する受講生