感染症研修パッケージ完成に向けた打ち合わせを実施しました!

2018年2月7日

2018年2月7日、感染症研修のパッケージ完成に向けた打ち合わせを、国立感染症センター疫学部のNyamsuren先生と行いました(図1)。

本プロジェクトでは、感染症を含む重点科目の研修パッケージを作成することが、重要な活動のひとつになっており、これまで前任の小原チーフアドバイザーが中心となってパッケージの作成が進められていました。そこで、あともう一息のところまできている感染症研修パッケージの完成に向け、JICAの課題別研修で、日本の国際医療研究センターでの学びを中心に感染症対策に関する知識を深めてきた、Nyamsuren先生とともに活動していくことを話し合いました。

Nyamsuren先生は、日本での研修の終了時に、感染制御を専門とする看護師の育成、Antimicrobial Resistance、そして感染制御に関する研修パッケージを作成するとの3つのテーマで、モンゴルにおける活動計画を立てておられました。しかしいずれも大きいテーマであり、克服しなければいけない課題が多い為、国内での支援者を求めておられました。1次及び2次レベルの医療従事者を対象に、感染症対策の研修パッケージを完成することは、本プロジェクトの目指すところでもありましたので、行動計画の実現に向け協力していくことを約束し、具体的な計画を立てました。

JICAの課題別研修で、世界各地の仲間と学び合い、日本の良い例を取り入れ、モンゴルの感染症対策に貢献しようと考えておられる貴重な存在です。ぜひ研修パッケージの完成に向け、ともに活動を続けていきたいと考えています。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

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図1.Nyamsuren先生(写真右端)との打ち合わせ