オルホン県地域診断治療センターが、総合診療医育成のための研修病院の指定を受けるために、会議が開かれました!

2018年4月5日

プロジェクトのモデル県のオルホン県地域診断治療センター(Regional Diagnostic and Treatment Center, 以下“オルホン県RDTC”)は、全国の病院に先駆け、保健省より今年10月より総合診療医を育成するための研修病院として機能することが求められています。しかし、まだ準備が十分ではないため、保健省・保健開発センターとオルホン県の関係者が情報共有する場が必要でした。そこで、プロジェクトが調整し、4月3日に保健省と保健開発センターがホスト役となり、会議が開催されました。会議には、保健省専門官、保健開発センター専門官、オルホン県の関係者(県保健局専門官とオルホン県RDTCの院長をはじめ研修管理部門スタッフ)などが参加しました。

保健開発センターの専門官が会議の進行役を務め、はじめに、昨年12月実施されたオルホン県RDTCの研修病院としての評価(研修運営能力と研修環境・インフラ等の整備状況)結果が、保健開発センターの専門官から説明し、研修病院になるための課題が参加者間で共有されました。次に、オルホン県RDTCが進めている準備に関し、オルホン県保健局専門官が説明しました。最後にプロジェクトから、オルホン県RDTCにサテライト事務所が開設され、さらに密着な支援が行える体制整備が整ったことを、参加者と共有しました。

オルホン県RDTCが研修病院として指定を受けるためには、いくつかの分野で改善が必要です。プロジェクトでは、サテライト事務所を通し、きめ細やかな支援を進めていきたいと考えています。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明
業務調整員 野崎 保

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参加者による意見交換を行っている様子

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保健開発センター専門官が説明している様子

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オルホン県保健局専門官が説明している様子