モンゴル国における看護師の卒前教育に関する調査が行われます(続報)

2020年2月14日

1月29日以降、JICAインターンシップ・プログラムによりプロジェクトに配属された竹内渚看護師が、モンゴル国における看護師の卒前教育に関する調査活動を実施しています。約2週間が経過しましたが、この間WHOモンゴル事務所、保健開発センター、モンゴル国立医科大学看護学部、同ダルハン分校、ウランバートル市内の私立大学看護学部、さらにモンゴル看護師協会の理事たちなどから情報を収集してきました。

訪問先では、各施設の教育担当者の方々とても丁寧に対応してくださり、必要に応じて多数の資料も提供してくださっています。限られた時間ではありますが、モンゴルにおける看護師の卒前教育の概要を整理し、現状を把握する助けになっています。皆さんが私たちの調査活動に興味を持ってくださり、協力してくださることを通し、この調査活動の成果に期待されていることが伝わってきます。

今回の調査では、モンゴルにおいて看護師が育成されていく過程で必要とされる法令や教育内容を整理し把握すること、また教育現場の状況を確認することに努めています。そして最終的にはより良い教育環境が提供されるために、解決されるべき課題があるのか、課題があるのであればどのように解決することが考えられるのか、などについて、モンゴルの方達ともに検討していきたいと考えています。

プロジェクトでは、モンゴルの地域でより質の高い医療が提供できるようになるため、必要となるモンゴルにおける看護人材育成制度のさらなる向上を目指し、各関係機関と連携していきたいと思います。

モンゴル国一次及び二次レベル医療従事者のための卒後研修強化プロジェクト
チーフアドバイザー 井上信明

【画像】

ウランバートル市内の私立大学でのヒアリングの様子