モンゴルにおける「国際看護師の日」のテレビ番組に池本専門家が出演しました

2021年5月12日

国際看護師の日(毎年5月12日)は、看護師の社会への貢献を称える目的で1995年に設置された国際デーです。この日は、近代看護教育の母とも言われるナイチンゲールの誕生日であり、世界中の看護師にとって大切な日です。モンゴル看護協会とモンゴル保健省は、この国際看護師の日にすべての看護師への感謝の意を込めて、生放送の番組を計画しました。看護人材の育成に関するプロジェクトを行っている本プロジェクトに、番組への出演要請があり、池本専門家が出演しコメントを述べました。

モンゴルの看護師は、新型コロナウイルスに対応する場合、家族と離れ一生懸命に働いています。このように非常時だけでなく、平時からの看護の役割やその重要性がモンゴルで再確認されています。

番組では、モンゴルの医療を支えている看護師たちの貢献に対する感謝の気持ちを込めた大統領からのメッセージや保健大臣の挨拶がありました。また、モンゴル看護協会からモンゴルの看護師が抱える課題を解決するための保健大臣への要望書の内容が発表され、保健大臣に手渡されました。また、Zoomで臨床現場の看護師からの体験を共有するセッションや看護師への表彰式もありました。

池本専門家からは、プロジェクトがモンゴルの保健省や看護関係者とともに2019年に新人看護師の育成するための指導者養成研修を開発し、実施したこと、今後も新人看護師の教育等に関わっていくことを共有しました。そしてその内容は、テレビを通じてモンゴル全土に届けられました。モンゴル国民のニーズや現場の声を大切に、モンゴルの保健省と看護関係者と進めてまいりたいと思います。

医師及び看護師の卒後研修強化プロジェクト
専門家 池本めぐみ

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プロジェクトの活動などを説明する池本専門家