第1回Joint Coordination Committeeが開催されました

2021年6月24日

2021年6月22日、「医師及び看護師のための卒後研修プロジェクト」の第1回Joint Coordination Committee(以下、JCC)が開催されました。

JCCは、Erdembileg保健省事務次官のもとでCOVID-19の感染対策として、保健省内の会場とモンゴル国内の関係者や日本をオンラインでつなぎ、約35人が参加し、実施されました。会議では、プロジェクトの活動とその方向性を確認し、医師及び看護師の卒後研修システムの強化に向け、関係者が心をともにし、人材育成の重要性とモンゴルの保健医療サービスの質の向上を目指し、進めていくことを確認しました。

会議では、総合診療研修の方向性についても話されました。現在、複数の病院で総合診療研修が実施されています。この総合診療研修は、国際的な基準に沿った研修で、医師に不可欠で、臨床能力の基盤となる重要な研修内容です。これからこの総合診療研修を実施する体制を強化し、全国に展開していくことが求められています。

また、看護師の卒後研修の強化が重要な活動とし、新人看護師の研修カリキュラムの開発や非感染性疾患等の重点分野の専門研修等を実施していくことを確認しました。

さらに、モンゴル政府からは、本プロジェクトに助産師への支援要請がありました。今後、プロジェクトでは、モンゴルのカウンターパートとともに助産師に関する調査や聞き取りを行い、具体的な活動について検討してまいります。

本プロジェクトでは、COVID-19の感染拡大が続く中、医療保健分野の最前線で働く医療従事者とその関係者に敬意と各人の安全への願いを持ちつつ、今後の活動を確実に進めてまいりたいと思います。

最後になりましたが、今後も関係者の皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

医師及び看護師のための卒後研修プロジェクト

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